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掃き溜めのこがねむし―肉体変化少女のススメ―

管理人が「身体を変化させられる女の子」について語ったり絵を描いてみたりする雑記帳。主な構成要素:変身(半獣化etc)肉体改造(ふたなり、膨乳etc)形質変化(石化、金属化、液化etc)

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接戦の末に

前回の投票はかなり票が真っ二つに割れましたねー。結果はAが3票、Bが1票、Cが4表でした。というわけで僅差でC(ひとまず逃げて身を隠す)になります。
しかし回避されますねぇ、ゲームオーバー。私の選択肢ってわざとらしいんですかね?(・w・
38

「くそッ、しゃあない……一時後退や! それッ!」
 カプチーノが杖を一振りすると、まばゆい閃光が炸裂した。
「うわッ……!?」
 目くらましを受けたココアの視力が回復する頃には、二人の姿は影も形もなくなっていた。
「あ、あいつら……ち、ちきしょーッ!! きぃぃぃ――ッ!」
悔しさに震えるココアのヒステリックな声が塔を揺らした。

 ※※※

「……なんとかまいたみたいですね」
「せやけど、あいつ執念深いからなぁ。きっと追ってくるでぇ」
 カプチーノたちは看守用の便所に逃げ込んでいた。お世辞にも清潔とはいえない場所、異臭が二人の鼻をつんと突いた。
「さて……どうします、姫様。いつまでもここに隠れているわけにもいきませんが……」
「分かっとる。せやけどノコノコ出て行って見張りに見つかるのも勘弁やしなぁ~……」
 と、そのときカプチーノの瞳があるものを捉えた。
「……? なぁザラメちゃん。これ、どないや?」
 王女が指差した先にあるのは、下水への路を塞ぐために置かれている鉄製の蓋――所謂マンホールだった。
「下水……ですかぁ? 確かにこの塔の下水路は人が通れる程度には広くなっていますが……」
 騎士はその先を続けず言葉を濁したが、何を言わんとしているかは容易に想像がつく。臭いし汚い、のである。
「……まぁ、わたしかてあんまり入りたくないんやけど。でもまぁ、あれや。虎穴に入らずんば虎児を得ずっちゅうこっちゃ」
「……サーベルタイガーの穴のほうがまだマシなんですが……あぁ、ちょっと待ってください姫様ッ!」
 ザラメは渋々、一足先に下水路へと飛び込んだカプチーノのあとを追うのだった。

 >>03へ
03

 カプチーノとザラメは、螺旋階段状に塔を取り巻いている排水路を下っていた。狭くて汚い真っ暗な通路。しかも直ぐ脇には汚水が流れ、耐え難い悪臭を放っている。カプチーノの魔法で灯した小さな炎を頼りに、這いずるようにして進む二人。
「ここは……魔王の城だったときはゴブリンみたいな小人のモンスターに掃除させてたらしいで」
「それで……こんなに狭いんですね……はぁ、はぁ……」
 呼吸のたびに、腐った汚物の臭いが肺に充満する。ザラメの鎧も、カプチーノの服もヘドロまみれになってしまっている。
「ん……? ちょっと待ってください、姫様。何か……近づいてきます!」
「え……!?」
 進むのをやめ、耳を澄ます。すると確かに、何かが泥を掻き分けてこちらに向かってくる音が聞こえるではないか。かなり近くまできている。しかも、四方八方から……。
「モンスター……でしょうか」
「待ってや。今、炎を……」
 カプチーノが掌に魔力を集めると、指先ほどだった灯火がボンと音を立てて燃え上がった。同時に、それまで暗闇に包まれていた下水路の隅々の様子が浮かび上がる……。
「……い。い、ぃやぁぁぁぁああっ!?」
 そこに居たモノの姿を見るなり、ザラメが金切り声を上げた。狭い通路に悲鳴が反響する。
「ザ……ザラメちゃん?」
「ナっ……ナメクジ!! ナメクジぃぃぃっ!! わ、私……こ、こういうヌルヌルしたのだけはダメなんですよぉぉっ!」
 二人を取り囲んでいたのは、人間の赤ん坊ほどの大きさをしたナメクジのモンスターだった。都会でもまれに生活排水の溜まり場に湧いたりする、比較的凶暴性も戦闘力も低いモンスターだ。
「ヌルヌルが嫌いとは……ザラメちゃん、意外な弱点やなぁ。だからここに入るのも嫌がったんか」
「す……すみませんッ、で、でも……これだけは、これだけはダメなんですぅぅっ!」
 涙声である。どうやら本当に嫌いなようだ。
「しゃあない……ここはわたしがッ」
 魔法の杖を構え、カプチーノはどんな魔法を使えばここを無事に切り抜けられるかを考え始めた。
 いくら弱いモンスターとはいえ、この狭い空間で一斉に襲い掛かられては守備力も物理攻撃力も低いカプチーノは手も足も出なくなってしまうだろう。それも、かつての魔王城に生息しているともなればどんな能力を隠し持っているか分かったものではない。こうなったら、広範囲を攻撃する魔法でまとめて始末するしかないか……!

 A. 冷凍の魔法     >>23へ
 B. 電撃の魔法     >>10へ
 C. 火炎の魔法     >>19へ

ここを突破したらそろそろ前半戦も終わりになりますんで、先に進むのはストップして今までの選択肢を回収する方向で行こうかなと思いますー。
  1. 2008/02/20(水) 00:11:04|
  2. ゲームブックもどき
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

OK、ゲームオーバー目指してAをえらぶぜ!(ぉ
  1. 2008/02/20(水) 00:26:19 |
  2. URL |
  3. デュール #NRXdkuuw
  4. [ 編集]

フローチャート作ってゲームブック作りますかw

セオリーならCの火炎だけど、火炎耐性って結構メジャーだから、光属性にもなるBの電撃かな。
  1. 2008/02/20(水) 00:58:16 |
  2. URL |
  3. 静寂 #8U7KPG92
  4. [ 編集]

どれもナメクジには効きそうだが、モンスターですのでCの火炎攻撃で。
  1. 2008/02/20(水) 12:44:21 |
  2. URL |
  3. どろ井戸 #-
  4. [ 編集]

初投票ですよ。
Bで。 効果が予想できないので面白いことになるといいな、邪推してみます。
  1. 2008/02/20(水) 17:31:04 |
  2. URL |
  3. mou #YIV7L8X6
  4. [ 編集]

はじめましてm(_ _)m
早速ですが火炎のCを選択します
  1. 2008/02/21(木) 00:06:01 |
  2. URL |
  3. 有志の一人 #-
  4. [ 編集]

凍らせろ!!A!!!!
  1. 2008/02/21(木) 01:56:13 |
  2. URL |
  3. 現在楽識 #-
  4. [ 編集]

はじめまして(ぺこり

Aは凍結、Bは感電(漏電)の後が危険なのでCの火炎で(小さい炎を明かりにしていたから爆発の心配もほぼ無いですしw)
  1. 2008/02/21(木) 21:25:53 |
  2. URL |
  3. JUDY #UA7HFH2c
  4. [ 編集]

はい、投票ありがとうございますー。なんだか今回は始めましての方が多いですね。有難いことです。

>デュールさん
うむ、正しいご利用の仕方だと思います。

>静寂さん
一応、Stage1のチャートはもう最後までできてますー。あとは中身を作っていく感じですね。

>mouさん
おお、mouさんだっ。はじめまして、いつも固め絵拝見してます~。

>どろ井戸さん
>現在楽識さん
毎度投票ありがとうございますー。

>有志の一人さん
>JUDYさん
はじめまして。今後もどうぞよしなに。
  1. 2008/02/23(土) 09:13:45 |
  2. URL |
  3. こがねむし #-
  4. [ 編集]

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