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はい、本日もゲームブックつづきであります。前回の投票結果はA4票(うちひとつはブログ拍手非公開メッセージ)、B1票でした。
ということでA、「強行突破する」の選択肢となりますねー。
うーん、みなさん結構ゲームオーバーを避けてくれるので、なかなか絵を描くネタが出ませんねえ(^^; とりあえず変化ネタないときはサクサク更新していきましょう。更新間隔が開いたときは絵でも描いてるのだと思ってください(笑
25「どりゃあああッ!」
円形のナックルガードを持つ愛用の剣を引き抜くが早いか、ザラメは疾風のように敵陣へ切り込んだ。
「な……なんだッ!?」
「ザラメ殿……!? きゃあッ!?」
5人居た兵士達のうち、前に居た二人は一瞬のうちに剣を弾き飛ばされた。何が起こったが考える間もなく剣の柄で顎を打ち据えられ、くたくたとその場にくずおれる。
「くそッ……うわっ!?」
とっさに一人の男兵士が剣に手をかけたが、剣を抜く間もなくザラメの強烈な蹴りを腹部見舞われる。聖帝国では騎士の位を持つものだけが着用を許される"ミスリル"でできた脚甲は、蹴られた兵士の鎧がひしゃげるほどの衝撃を受けても傷一つつかなかった。
残るは二人。
だが、ザラメがそちらに向き直ったときには勝敗は既に決していた。若い女兵士達は互いにもたれあうような格好でぐうぐう眠り込んでいたのだ。その傍らにはカプチーノが、イタズラっぽい表情で微笑んでいる。
「へへ、久しぶりやったさかい自信なかったけど、うまく効いてくれたわ」
「"睡眠"の魔法……」
「正解。たぶんこれで丸一日は起きへんよ。さ、先に行こう」
手馴れた動きで残りの三人も眠らせると、カプチーノはマントを翻して階段を駆け下りていった。
※※※
追っ手を蹴散らしながら突き進むうちに、二人は少し開けた空間に出た。そこからは廊下が三本に別れ、別々の方向に伸びている。
「分かれ道やで……ザラメちゃん、どうする?」
「西の通路は正面門に向かう路。基本的にこの塔から出るには正面門を使うしかありませんから、こちらへ行けば確実に出口に行けます。ですが……」
「警備も一番厳重……ってことやね」
「ええ。北の通路は地下区画へ降りるための路ですね。姫様もご存知とは思いますが、地下の正確な構造は誰も知りません。まだ見つかっていない抜け道があるかも……」
「東の通路は?」
「この先の区画は収容施設です。囚人が居るだけで……行き止まりになっていると思いますが」
ふうむ、とカプチーノは思案しながら顎を掻いた。
A. 西の通路(正面門)へ >>08へ
B. 北の通路(地下区画)へ >>16へ
C. 東の通路(収容施設)へ >>20へ
- 2008/02/02(土) 00:14:56|
- ゲームブックもどき
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| トラックバック:0
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| コメント:5
とりあえずゲームオーバーを期待してCを選びますw(待て
ゲームブックもどき・・・私もやってみようかな・・・?
- 2008/02/03(日) 01:49:08 |
- URL |
- デュール #NRXdkuuw
- [ 編集]
ありがとうございますー。実は今回の分岐でGameOverに直結してるのはありませんでした。あしからず。
でもこの先には色々用意してあるので許してくださいまし。(^^;
- 2008/02/05(火) 23:17:34 |
- URL |
- こがねむし #-
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